ブームに乗っかる

近年の全国的なラーメンブームに乗り、この業界全体で1兆円産業とも呼ばれ、約3万店ものラーメン店が激しく競合し合う群雄割拠状態となっております。ラーメン店の開業は軽費での開業が可能なうえ、多くのノウハウが巷に散らばっている為、未熟な若い起業者が多いのが実情です。戦中戦後の混乱期に庶民のお腹を満たすべく、内地からの引揚者もしくは日本に移住した中国人が中心となって、この業界の土台を作ったと言って過言ではない。そこから始まる高度成長期の繁忙な労働者たちに「安い」「手軽」な面から好まれ、共に成長を重ねてきた経緯があります。現在は大手のチェーン店が全国規模で展開しているほか、これまでにない新感覚のラーメンを創作し売りにしているお店が人気を博している。

今では世界規模で愛食家の裾野が広がりを見せ、欧米やアジアの諸国でも開業している方もいます。寿司や天ぷらとも肩を並べる日本のソウルフード、日本を代表する食べ物となっています。日本での競合から、世界での競合にまで発展しており、今後は世界の様々な外食産業との兼ね合いの中で、活路を見出す知恵、アイデアが必要となってきます。しかし日本国内での地盤というものも必要となるため、回転数が高いことはもちろんの事、家族層をいかに取り込めるかが勝負となってきます。また今後はラーメンに抱かれる「高カロリー」の不健康イメージを払拭し、健康的な商品を開発、売り出していく企画力も求められます。開業はオーナーであり、プランナーでもあること強く自覚し、ただ売るだけでなく、来店した客がプラスアルファの満足を得られるようなラーメン業界を目指すことが肝要です。